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オニノコ
今日、ソフトボールの練習中、いつものようにセンターの守備についていると、後方から怪しげな音が・・・
ブ~ン…。
振り向けばグラウンドの上に、虫が1匹引っ繰り返っている。
そして良く見るとそれはクワガタ。
いつになってもクワガタやカブトムシってのは男心を擽る生き物だよね。
コクワガタだと思っていたそのクワガタを手に取り、良く観察するとノコギリクワガタの小型バージョンだった。
「オニノコ!!」
ノコギリクワガタって幼虫の時に栄養が十分取れないと、身体が十分成長しきらず、トレードマークの角も、オニの様に短く真っ直ぐになっちゃうんだよね。
そんな成長不良なノコギリクワガタを、ガキの頃は『オニノコ』といってとても珍重してきた。
「いつ見てもかっこいいなぁ…」
ん~懐かしい。小学校の帰りに友達と山へ向かい、クワガタ探しに明け暮れた日々を思い出す。
今でも覚えている特別な場所。自分達で幹に切り込みを入れ、樹液を出せさて作った秘密のポイント。大人に何度怒られても懲りずに入った民家の裏山。
気を配るべきはスズメバチ、マムシ、ムカデ。大人達の苦言なんてクソ食らえだ。
あの頃は今を生きるのが楽しかった。
それで良かったんだと思う。
いつからこんなゴミの様な大人時代に首を突っ込んでしまったのだろう。
あ~あ。
明日もまたレールの上を歩くだけの人生…。
それを踏み外してでも生きられる、強い大人になりたかったよ。
2006/07/07 (Fri.) Trackback() Comment(0) 心の雑音
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