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徒然と…
2時間弱のウェイトトレーニングの後はロードレースのDVDを見ながら、退屈なローラートレーニングを消化する。
ツールドフランス、全日本選手権、ジャパンカップ等など色々な映像を見ながらやってるが、最近のお気に入りはパリ~ルーべ。最も過酷なクラシックレースと言われるだけあって、見応えは十分。5つ星のパヴェに入る時なんかは、見ているこちらですら思わずペダルに力が入ってしまう。ボーネン、カンチェラーラ、やっぱカッコえぇわ。
しかしロードレースというものがこんなに面白いとは本当に驚きだったね。競技ルールや伝統なんかを知れば知るほど面白い。こんなにも奥が深かったのかと。こんなにも見所があったのかと。まぁでも実際のところ、自転車レース以外にも知れば面白いスポーツや世界って結構多いんだろうなって思うよ。もちろん人によっては受け入れ難いものもあるんだろうけどね。F1なんかもそう。鈴鹿に住み始めた頃は何とも思わなかったけど、いざサーキットで見てみるとファンが熱狂する理由も頷ける。ラグビーやアメフトもきっとそうなんだろう。ルールはイマイチよく解らないんだけどね。
そういえば高校時代は遊びの中でラグビーが流行った時期があったな。つっても、誰もラグビーのルールを知らないから、アメフトとラグビーがごちゃ混ぜになった微妙なルールだったけど。ハンドボールのコートを一面使ってね、ボールを持って相手ゴールに突っ込んてネットを揺らせばタッチダウン。技術や戦術なんてのは一切無かった。そこに我々の美学があったとすれば、玉砕の二文字だけ。とにかく、特攻隊のようにボールを抱えて叫びながらゴール目掛けて一直線。全速力で猛進するから、タックルする方(守備)もマジになる。だいたい10人くらいでやってたかな。5対5とか。笑いも絶えなかったけど、怪我も絶えなかった。防具も何も無いから、とにかく痛いってもんじゃなかった。雨の日に体育館でやった時なんて下がフローリングだからなおさら痛い。結局誰かが骨折して禁止令が出て終わったんだっけか。良い運動にはなってたんだけどね。
ああ、思い出した。前後の黒板をゴールに見立てて教室内でやった時も悲惨だった。オレがトライしたタイミングで激しくタックルされて、黒板にぶつかった衝撃で下のチョークを置いたりする木製の長いレール(受け皿って言うの?)が割れて外れ落ちたことがある。放課後の出来事だったんだけど、アレは見付かったらマジでヤバイと思って、、、次の日に金槌と釘を持って朝早くから学校に行って修復工事をしたんだった。
朝から廊下まで響き渡るような大きな音を立ててね。バレないほうがおかしいくらいの酷い仕上がりだったけど、結局卒業するまで何も言われなかった。で、卒業して半年経った頃に用事があって高校に顔を出したんだけど、その時に当時の担任に始めて言われた。「お前の高校三年間の悪事をここで全てカミングアウトしろ」「黒板を壊したのなんて、氷山の一角だろ?他には?」ってね。
知ってて怒らないとは、なかなか粋な計らいだと思ったよ。その担任にはわずか一年で数え切れない回数の張り手と、グーパンも十六文キックももらったけど、それを聞いた時はちょっとだけ感動した。もう卒業してるのに何故か職員室で正座させられて、「ほら、もういいから吸えよ」ってタバコを渡されて。「オレ、まだ未成年ですけど?」って聞くと「今さら何を」って顔して火を付けてくれた。今思えばヤツは良い担任だった。事ある毎に殴られはしたが、後腐れが無かった。その点、2年の時の担任はクソだったね。何から何まで嫌いだった。殴られたら殴られた分だけ腹が立った。彼はおそらく自身の学生時代、友達からイジメられていたんだろう。私の統計上では、偉そうな教師は大概イジメられっ子出身である。まるで教師という地位を盾に、目の前の生徒に過去の鬱憤を晴らしているかのように思えた。修学旅行で担任の部屋に呼び出されて殴られた時は、ベットに唾を吐いてやった。これは楽しい修学旅行の思い出を汚された、無力な少年の精一杯の抵抗である。・・・で、一年我慢したらそいつ、同系の中学に飛ばされてね。「お前(ら)のせいで左遷になった」と、始めて面白いジョークを言った。そう言えば三年の担任には首を締められたことがあるが・・・、ヤツも今思えば人間的に未熟な間違った大人だった。
やべぇ。キーボードを打つ手が止まらねぇ...。
途中から脱線して無駄に長い日記になっちゃったけど、、、要するにパリ~ルーベは面白いよって話。
2012/12/07 (Fri.) 心の雑音