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矯正プログラム
オレの美学として...
技術でどうのこうのするってのは、あまり好きではない。
ボクシングもそう。
小技?フェイント?
いやいや。
会心の一撃が当たれば良い。
ソフトボール。
ラインドライブ?綺麗な流し打ち?
いやいや。
大きな大きなレフトフライ。
魚突き。
美しいフィンワーク?クレバーな魚との駆け引き?
いやいや。
根性でしょ。気合でしょ。フィジカルでしょ。
ウェイトトレーニング。
フォーム?インターバル?ニュートリション?
いやいや。
やればやるだけ成長するんだよ。
自転車。
ペダリング?フォーム?機材?
いやいや。
とにかくペダルを踏めば進むんだよ。
何事にも成功の裏には卓越した技術とそれを身に付けるための地道な努力があるのだが、それを見て見ぬ振りをしながら今までのうのうと好き勝手に楽しんできたのである。
だからオレは何をやっても半人前。
中途半端なフィジカルと根拠の薄い根性論で全てを解決しようとするから、一流どころか二流にもなれない。
ロードバイクなんて、それを痛切に感じるね。
自分の求めるステージはフィジカルの強さがほとんど役に立たない世界だから、なおさら技術的な要素を強く求められる。
ただペダルを踏めば良いって考えだけでは、とてもじゃないが通用する世界ではなかった。
マウンテンで京都まで行けたんだから、ロードに乗れば名古屋なんて余裕じゃん♪ってのは本当に甘過ぎる考えだった。
心肺機能、持久力、脚力も必要だけど、、、今回の両膝の故障を機に一から出直すべきでは!?見直すべきでは!?
「おまえさん、大きな自己満足が欲しいんだろ???」
…というわけで、まずはペダリングの技術を上げる地味なトレーニングを始めた。
引き足を上手く使えるようになり、足の動きを少しでも円運動に近付けるようにする矯正トレーニング。
力一杯踏み込むよりも、パワーをロスなくクランクに伝えることの方が大切みたいですけんね。
具体的には5分のアップの後、右足だけで1分、両足で1分、左足で1分、両足で1分、右足で1分…と、交互に繰り返すこと20分。最後は5分のクールダウンで終了。
嗚呼、地味。
超、地味。
でもわずか30分の地味な矯正プログラムなんだけど、効果はあったのかも。
今までは全力でもがいてもケイデンス180程度までしか上がらなかったけど、これをするだけで初日に195。二日目の今日は205まで上がった。(瞬間最高ケイデンス)
このプログラムにケイデンス120で30分とか、160で5分とかを組み込んでいけば、自然に綺麗なペダリングが身体に染み込んでいくんじゃないかな……と。
地味だけど、やるしかないよね。
全ては究極の自己満足を手にするために。。。
2012/12/09 (Sun.) 自転車生活