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降って湧いてきた感情
9月上旬の二連休。
ロングウォークかロングライドかで迷っていたが、ここに来て第三の選択肢が・・・。
「単身魚突きキャンプ」
ロングウォークもロングライドも、純粋な楽しさとはまた別次元のところに位置する。楽しいといえば楽しいが、それは何かを犠牲にした楽しさであるし、やりたいと思う気持ちと、やらなきゃいけないという気持ちが入り混じっている少々微妙な立ち位置。
結局自分が今一番何をしたいか?って純粋に考えたとき、日本海の情景が真っ先に浮かんだ。
自転車はこの時期まだ暑いでしょ。
歩くって言っても、何もこんなベストシーズンに歩く必要も無かろう。
嗚呼、思考と欲求が少しずつ海に傾きかけている。
でも、最終的に何を選ぶかは分からない。
気持ちは数日前まで揺れ動きそうだ。
ただ、魚突きが無性にしたいと思う今の自分、結構好きかもね。
群れの中から最大サイズのイシダイを間引く楽しさ・・・。
キジハタと執拗に睨めっこする緊張感・・・。
青物の群れに遭遇する興奮・・・。
素潜り漬けの2日間、楽しいだろうなぁ・・・。
そういえばオレ、今年まだ40cm以上のイシダイ見てねーな(笑)。
2012/08/27 (Mon.) 心の雑音
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ランス・アームストロング
ドーピング違反でツール7連覇の記録と五輪のメダルが取り消しだって!?
7月のツール開幕前からこの手の話題は耳にしてきてたけど、ここにきてどうやらかなり現実味を帯びた話になりつつあるらしい。
いやー、マジかいな(汗)。
しかしUSADA(米国反ドーピング機構)の決定らしいが、たかが一国の反ドーピング機関に何故それだけの権限があるんだろうね。WADAやUCIの決定ならともかく。
現役中に何百回もテストを受けて一度も陽性反応が出てないのに、今さら・・・ってのも腑に落ちないし、現役中から引退後も執拗に繰り返される終わりの無いドーピング関連の報道と裁判にランス自信嫌気が差したんじゃないかな?と思ったりするのはランス・アームストロングを贔屓目で見ているからだろうか。。。
いずれにせよ、これは本当にとんでもないことになりそうだな。
数年前のアルベルト・コンタドールの総合優勝剥奪とはまた次元が違うぞ。
全米における彼の功績からすれば社会的影響も計り知れないんじゃないの?
USADAとは争わないと発表したランス。
今後はWADAやUCIがどう出るか。
どう転んでもツールドフランスの歴史に名を残すことになるのは間違い無い。
でも一自転車競技ファンとして、願わくはシロであって欲しい。
参考:http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=19485
2012/08/25 (Sat.) 心の雑音
2012
08
24
続・苦手な山道
昨夜も2時間弱のウェイトトレーニングの後、近場の峠周回コースを3周。
23時30分に自宅を出発し、00時45分に帰宅。
その間、信号ナッシングのためノンストップ。
1周目はシッティングのみのケイデンス90以上で峠越え。
2周目はダンシングを交え、ペース配分を考えながらタイムトライアル。
3周目はアウター縛り。フロントギアをアウターで固定し、リアも出来るだけ高ギアに設定。筋トレ感覚でガシガシ踏みまくりながら、ダンシング中心で這い上がる。
累積標高は580m。
交通量が無いに等しいわりに道路は二車線で、街灯も無駄に明るい。
一時間程度のトレーニングコースとしては、なかなか良い条件である。
ちなみに2周目のタイムトライアルの結果は11分40秒。
当面の目標は11分を切ること。
アウタートップで楽に上がれるくらいのスキルになれば、10分を切ることも出来るのかな。
まーでもそれは、まだあまり現実味の無い話である。
2012/08/24 (Fri.) 自転車生活
2012
08
23
苦手な山道
より速く、より遠くへ行きたいといっても、常に平地を走り続けられるわけではない。とくに名古屋までの道程には後半の大阪~奈良~三重ではそれなりのアップダウンが待っている。その一つ一つがヒルクライムと呼ぶほどのものではないにしろ、300km以上走った身体にはかなり過酷な障害となるはずである。
…というわけで、たまには苦手分野の山道トレーニングも。
自宅を夜10時出発。
信号の無い近所の小さな峠周回コースを1時間程度かけてノンストップで3周し、累積標高が500mを越えたところで街中へと進路を変える。街中へはもちろん別の峠を越えて行き、帰りも無駄にアップダウンを求めた。
途中の平坦な道ではケイデンストレーニング。
室内でのローラートレと違い、真夏だというのに夜の山道をノースリーブではちょっと肌寒いくらい。上りで汗をかいて、下りで寒くなる・・・の繰り返し。
風邪引かなくてよかった。。。
結局2時間走って累積標高は865m。
次の山道トレーニングでは周回コースのタイムを測ることにしよう。
2012/08/23 (Thu.) 自転車生活
2012
08
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目的意識
先週水曜日の倉敷ツーリング後、翌日に近場を1時間流した程度で後が続かず。
今週に入ってからは月曜日、火曜日と1時間程度のローラートレ。
・・・で、昨夜も2時間弱の上半身ウェイトトレの後に、1時間弱ローラーを回した。
これまでのローラートレーニングはあまり目的意識をもっておらず、ケイデンス90程度で長時間回したり、ケイデンス120をできるだけ長くキープしたり、逆に負荷をMAXにしてケイデンス50前後で筋トレ感覚でガシガシ回したり。
それも悪くないんだろうけど、本来の目的とはちょっと違うかな。
オレはやっぱり、出来るだけ速く出来るだけ遠くに行きたい。
というわけで、それを実現させるべく昨夜は新しいトレーニングを取り入れた。
最大心拍数の80%域で10分以上漕ぎ続ける。
俗に言う、メディオ。
これによりLTの向上が得られ、有酸素運動能力の向上と共に平地巡航速度がアップするとかしないとか。
最初の10分は心拍120程度でウォーミングアップ
それから心拍数150で10分間。
そして5分間の回復走。負荷を下げ、ケイデンス90を維持して心拍を落ち着かせる。
その後は心拍数150~160で15分間。
最後に10分のクールダウン。
これで合計50分。
もちろんノンストップ。
けっこう、しんどい。
日付を跨ぐような時間にするから余計キツク感じるのかもしれないが、とにかく汗の量といい、精神的ストレスといい、不快極まりない。
もっと時間とセット数を増やせば効果はさらにアップするんだろうけど、この季節にこの環境でこれ以上頑張る気にはなれないね。
汗の水溜りなんて、家の中で作るもんじゃない。
ただ、目的を持って追い込むトレーニングをしているぶん、退屈さは若干薄らいだかな。
あまりのキツさに暇だと思う余裕も無いんだよね。
しかしこんなトレーニングがいつまでも続けられるのだろうか。。。
ぎぶみーぎょうむようせんぷうき☆
2012/08/17 (Fri.) 自転車生活
2012
08
14
ジョージという男。
先日のツーリング帰りに寄った昔の職場。
これまで仕事を辞めてから3度足を運んだが、一度も会えなかった男に会うために。
その名もジョージ。
事前に連絡を取ればいつでも会えるだろうが、そんな野暮なことをする気は毛頭無い。
そういう変に改まるような関係じゃないからね。
ジョージさんはオレの1歳年上。
ジョージくん。
ジョージ兄さん。
ジョージニイ。
ジョニー。
先輩ではあるが、いろんな呼び方で呼んでいる。
ジョージさんとは同じ広島県民でありながら他県の大学で出会い、学部も学科も一緒、部活も一緒、バイトも一緒、そして挙句は就職先も一緒だったという、非常に、いや、異常に縁のある男である。
もちろんそのため、お世話になり方も半端無かった。
遊びから、勉強から、仕事まで。ここで書ききれるわけもないくらい。
本当に良く可愛がってもらった。
そんな男と、10年ぶりに会えた。
そしてそのわずか3日後、お互いの自宅からは程遠い県北にあるクソ田舎のとあるコンビニで、今度は偶然に出会った。
10年ぶりに会えた男と、それから3日後に偶然出会う感覚。
しかもこんな町の名前も分からない辺鄙な場所で。。。
お互い会うなり爆笑しちゃったけど、すげー不思議な感覚。
やっぱ縁ってあるのかな・・・と。
その日は一日、何だかやけに嬉しかった。
2012/08/14 (Tue.) 人生いろいろ
2012
08
09
拭えない過去の記憶
毎年長崎の原爆の日になると、あの時の惨劇を鮮明に思い出す。
そう、あれは中学校の修学旅行で行った初日の長崎でのこと。
オレはうんこをもらしたんだ。
いや、違う。もらしたんじゃない。
・・・。
間に合わなかっただけなんだ。
中学校の修学旅行という規則正しい団体行動の中で、「グピピピピ・・・・・。グュルギュギュグルグル・・・。」という激しい腸蠕動に悩まされ続ける一人の少年。それが若かりし頃のオレである。暑さに耐え兼ねて思わず飲み過ぎた怪しげな給水器の水が腐っていたのだろうか。「ちょっと用事を思い出した。」と、間抜けな言葉を言い残し、一緒に歩いていた同じ班の友達に一方的に別れを告げる。もちろんこんな何のゆかりもない来たばかりの長崎の地に、用事なんてあるわけがない。一歩間違えれば遭難騒ぎであるが、多感な中学生にとっては迷子になるより人前でウンコを漏らす方がよっぽど罪深く思えた。
それから数分後・・・。
ようやく見つけた公衆便所の門構え。
あと、少し・・・。あと、少し・・・。
・・・。
ど、どうやら間に合いそうだ。
公衆便所は右に男性用、左に女性用、真ん中に障害者用というスタンダードな洋風建築。
時間的に間に合いそうではあるが、ここは石橋を叩いて渡るべきだと判断し、最短距離である障害者用トイレのドアを開けた。距離的な問題は勿論のこと、トイレットペーパーの保有率と平均的な清潔さにおいては他の追随を許しませんからね。
おぉ、間に合ったぁ・・・ww
・・・がしかし、これが若さゆえの失態か。はたまた修学旅行というお祭り気分がそうさせたのか。まだドアを開けただけの段階で、不覚にも少し気を緩めてしまったのである。そして、何故か便器の白い陶器を見ると急に催したくなるという不思議な人間の深層心理も、オレの歴史的腸蠕動に拍車を掛けた。
「ウォングルグォングオッォォォオッ!!!」
まるでランボルギーニのエンジン音のように、唸りを上げる腸蠕動。溢れんばかりの活力の源は、もうすぐそこまで来ている。オレは肛門括約筋という名のサイドブレーキを目一杯引きながら微妙な歩幅で便器に歩み寄ったが、見切り発進しようとする馬力を抑えきることができず・・・
うっ・・・。
出た。ちょっとかもしれないけど、確実に出た。
すでにズボンはチャックまで下ろしていたので、急いでそのまま脱ぎ捨てる。パンツは・・・、パンツは残念ながらアルゼンチンの国旗のようになっていたので、非常識ではあるが便器後方に備え付けてあるパンドラの小箱の中にそっと隠した。
そして恐る恐る、脱ぎ捨てた学ランのズボンを五感でチェックしてみることに・・・。
長崎市内のとある密室に包まれる、かつてない緊張感。
不幸中の幸いとはまさにこの事で、学ランのズボンだけは奇跡的に無事だった。首の皮一枚というか、トランクスの布一枚のところで助かったようだ。
いやー、本当に良かった。
簡単に言うが、この学ランのズボンが無事だったというのは、本当に大きな出来事である。当時のボクはもう15歳。パンツの着替えは持っていても、ズボンの着替えは学校指定の夜間着(体育のジャージ)しか持っていない。ここでズボンをロストしてしまうということは、ウンコを漏らしたという限りなくクロに近い疑惑がクラスメイトに広がる上に、2泊3日もの間、長崎・熊本観光を始め、最終日のスペースワールドをゴリラーマンスタイルで歩き回らなければならない。陸上部所属で短髪のクセに胸の内ポケットにエチケットブラシとクシを入れて歩くような中学生にとっては、これ以上のない辱めなのである。
用を済ませたオレは、いつもより幾分フリーダムな下半身で、公衆便所を後にする。そして“旅のしおり”を確認し、次の集合場所であるはずの移動用の貸切バスに、予定時間より早めに戻ることにした。もちろん、誰にも気付かれずに失ったパンツを履くために・・・である。
ところがバスにはまさかの先客あり。男子だけならまだしも、女子も数人居たことがオレの行動意欲を薄らせた。想定外のシチュエーション・・・。友人との他愛も無い会話も、犯罪者が街中で職務質問を受けているような気分である。結局事態を打開する事は出来ず、時間の経過と共に全員集合。ノーパンのまま、バス発車。次の行き先は平和公園。
オレ、何故かその時、学級委員だったんだよね。
クラスのみんながこの日のために平和を願って千羽鶴を折ったのよ。それをオレが代表して平和公園に贈るの。ノーパンでね。で、それからみんなで練習した平和の歌を1曲か2曲歌ったんだけど、それも学級委員だからオレ一人(正確には男女一人ずつ)、前に出てみんなの方を向いて歌うんだよね。ノーパンでね。
もちろんズボンは履いてるんだけどね。でももし誰かにバレたらどうしようって、変な汗をずっとかいてたのを覚えている。
生徒の数は約200人。その時のオレは、おそらくあの場に居た誰よりも真剣に長崎の平和と被曝で亡くなった方の冥福を祈っていたはずである。だって中学男子の性に対する反応はサルと同等、もしくはそれ以下ですよ。何の前触れも無く下半身がスタンディングオベーションすることだってあるじゃないですか。股間がいつになく開放感溢れる状況では、何かに集中して気を紛らわすより、他に策は無かったんですよ。
・・・という何のオチも無い長崎の思い出話でした。
ご整腸ありがとうございました。
2012/08/09 (Thu.) 心の雑音
2012
08
08
Road to Nagoya episode5 12時間耐久
東に6時間走って、6時間で帰って来る。
来年の24時間名古屋行きを見据え、休憩を含めた実時間12時間で250km走れるかどうかを試してみることに。
朝6時30分、自宅を出発。
寝起き&食後ということもあってか、思うように身体が動かない。
東広島市、竹原市の2つのアップダウンをスローペースで凌ぎ、2時間少々で三原市内へ。この辺りで身体は十分温まり、脚も思うように動くようになってきた。心拍数が150を超えないように注意しながら、ケイデンスは毎分90~100回転を目安に回し続ける。とにかくオーバーペースにだけ気をつけ、12時間走り続けられるペースを守った。
尾道を過ぎ、福山市内へ。三原を過ぎてからはほとんど平坦な道程。信号さえなければ巡航速度は30kmを若干上回る快調なペースで推移。休憩は尾道のコンビニで10分程度取っただけだが、それほど疲労感は無い。100km地点を4時間かからず走り抜けることが出来たため、6時間で岡山駅(150km)も見えてきた。サイコン表示の平均速度は26.5km(/実動時間)。なんなら今日、このまま名古屋行っちゃうか?みたいなノリだったね。
しかし笠岡市を過ぎた辺りで気温は30度を超え、うだるような暑さの中、灼熱の太陽が全身に突き刺さる。暑さによる体力消耗の軽減と給水&栄養補給のため、二度目のコンビニ休憩をとることに。ここでアイスクリーム、ジュース、ヨーグルト、チョコレートを食べ、靴を脱いでリラックスタイム。ついでにチャリ友達のジュゴンさんと電話してたら話が盛り上り、結局このコンビニだけで30分以上も長居してしまった。
ちょっと時間も微妙になってきたため岡山駅到達は潔く諦め、進路を北へと修正し、倉敷在住のチャリ友達・アルビーさん宅にアポ無し突撃をすることに。
休憩時間をしっかりとったため、脚は再び面白いように動き始める。そりゃーもうホントに暑かったけどね。とにかくサイコンの表示と睨めっこしながら自己管理をして、ひたすらペダルを回し続けた。
途中で道に迷ったために6時間を越えてしまったが、13時頃にアルビーさん宅に到着。ここまでの走行距離は140km弱。平均時速はサイコン表示で26.3km、平均ケイデンスは95。広島からアポ無し突撃をされたアルビーさんはとても良いリアクションで出迎えてくれ、そこから同じ趣味を持つ者同士の時が刻まれる。
ちなみにこの日は6時30分に家を出て、18時30分には帰宅完了というタイムトライアル。だから後半絶対に疲れるであろう自分を追い込むという意味で、夜間走行を可能にするような照度の高いライトは持って来なかったんだよね。「暗くなるまでに帰るぞ!さぁ、がんばれ!」って感じでね。
でもね。自転車、筋トレ、魚突き。これだけ趣味がマッチする男と久しぶりに会うんですよ。すぐに顔だけ見て帰ろうと思ってたけど、そんなの出来ないじゃない。話、弾むじゃない。居心地良いじゃない。
・・・で、シメは二人で短めの初ツーリングに(笑)。
真夏に140km走って、自転車トークして、挙句は一緒に自転車に乗って遊ぶって・・・。我ながら「どんな自転車バカやねん!」って突っ込みたくなるよね。しかもこれから同じ距離を帰らなくちゃいけないのに(笑)。
まぁ、それはさておき、お互いロードバイクで誰かと走るのは初めてでね。わずかな時間だったけど、二人で縦列組んで走るとこんなにも楽なのかと驚いた。向かい風?モウマンタイ♪ドラフティング効果、恐るべし。
そして14時30分過ぎ、後ろ髪を引かれる思いでアルビーさんとお別れし、一路広島の自宅を目指す。すでにこの時点で、6時間で帰れたとしても帰宅は20時30分である・・・。
帰りはもう、太陽に向かって走る感覚。空には雲、ナッシング。西日、MAX。太陽光、オレのボディーにダイレクトイン。お肌、真っ黒。金光市内で「トライアスロンの選手ですか?」って声掛けられたけど、それも仕方ない。オレ、ノースリーブだったからね。
午後から風が出始めたが、何とか平均時速は25km以上をキープ。気合?根性?いやいや、終盤に坂が控えているため、あくまで冷静に脚力は温存よ。心拍をチェックしながら、ケイデンスで距離を稼ぐ。笠岡市内辺りからケイデンス90を維持するのが少しずつ厳しくなってきたが、広島県内に入り気持ち的に余裕が出たため、調子に乗って福山市内の昔の職場にちょっと顔出しちゃったらまた話込んじゃってさ。人と人との出会いや再会って楽しいじゃない。プライスレスじゃない。そんなの自制、効かないじゃない。でも時間、、、全然無いじゃない。
で、尾道くらいからヤバいな・・・って思い始めてたんだけど、三原市内に入った頃にはもう真っ暗よ。前にも書いたように、ライトは自分の存在を知らす程度の弱い照明しか持ってないんだよね。これから路肩が狭く交通量の多い山の中の国道を走るのはかなりリスキーでしょ。
さて、どうすっかな。
とりあえず道路脇のローソンに止まって一人作戦会議。
ここまでの走行距離は212km。で、残りは約65km。ここから国道は山の中へ。
ま、普通に考えれば自転車をバラして電車で帰るのが賢明ですよ。乗客が多い時間帯だが、無理して事故れば元も子もない。でも輪行袋は持ってないでしょ。即席で簡易輪行袋を作るとなると、紐、シート、テープ。全部100円均一で揃えて300円か。電車料金はたしか1000円くらいのはず・・・。ん!?でも、小銭入れの中には1200円しかない(汗)。しかも喉が渇いてるのにドリンクボトルの中は空っぽだ。最寄の駅まで30分は掛かるのに・・・。
まいったな。
でもこの逆境、与えられた試練みたいで何だか楽しくも感じる。
まずはこのローソンで、一番安い水を買って。それから100均へ行って輪行袋を作る。最後に残りのお金で買える範囲の切符を買う。出来るだけ危険な道をピンポイントで電車に乗るのがベストかな。うんうん。悪くない。・・・ってか、それしかないっしょ。
ところがそんな折、一人のおじさんが困り果てた筋肉マンに声を掛ける。
「良い自転車だね。どこから来たの?」
「広島です。倉敷でちょっと遊んで、また広島に帰るとこです。」
「ほぇ~。」
「まぁでも暗くなったんで、三原か本郷あたりから電車に乗ろうと思ってるんすけどね」
「家は広島市内か?じゃ、自転車をバラしんさい。帰り道じゃけん、乗せて帰ってやろう。」
「え?マジっすかー♪」
そんな・・・、悪いですよ。だっておじさんの車、新車っぽいじゃないですか?それにボクの身体一日中走って超汗臭いし。…と言いながら手早くタイヤとフレームを分解させ、コンビニで段ボールをもらってそれに自転車を包み、真新しい車のトランクルームに突っ込んだ。
「さぁ、おじさま!広島にレッツゴーですよ!」
ってなわけで、長かった一日が意外な展開で幕を下ろしました。最後まで走り切れず、しかも終盤にある二つの山越えから逃げてしまったようで納得できていない部分はもちろんあるんですけどね。まぁでも、そんなのは今後いくらでも経験できますから。
ちなみにボクを拉致ってくれたおじさんの正体は、若かりし頃にロードバイクで全国各地を走り回っていたライダー。というわけで帰りの車内はもちろん自転車トーク一色。終わり方としてはリタイヤみたいでちょっとカッコ悪いけど、でもそれをあまり感じさせないほどの車内の盛り上がり。中にはジェネレーションギャップを感じる内容もありましたが、今も昔も自転車乗りの価値観は同じ様なもんですよ。色々と話した末に「オレもまた自転車に乗りたくなったよ、お兄さん。」と言われた時は何故だか妙に嬉しく思えたね。
いやー、でもホント助かった。
人と人との出会いって、やっぱ素晴らしいよ☆
2012/08/08 (Wed.) 自転車生活
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平和式典
想像以上に上っ面だけの響かないスピーチだった。
そして何より、核兵器反対!核兵器反対!と取って付けたように並べられた言葉に非常に違和感を覚えた。
核兵器により被曝して亡くなった広島・長崎の犠牲者。
戦争による空襲で亡くなった世界中の多くの犠牲者。
国内外の原発関連の事故で被曝して亡くなられた犠牲者。そしてこれからも確実に増え続ける原発事故による被曝者。
一人一人の死に対し、これらのどこに何の差があるのだろうか。
8月6日は何の日だ?
戦争で亡くなった人を追悼する日?
被曝に苦しみ、亡くなった人を追悼する日?
核兵器による被曝で死んだ人も、原発事故の被曝で死んだ人も、個人レベルでは何も変わらないんだよ。
何人死んだかが問題なのか?
核兵器廃絶を叫んでそればかりを敵視しようとする前に、自分の足元をちゃんと見ようぜって話。
馬鹿で愚かなニッポンジン。世界中の人々が笑ってるよ。
市長も知事も、言いたかった事がそれだけなら、残念極まりない。
総理大臣?
うんうん。もはや駄目なおつむの象徴だね。
2012/08/06 (Mon.) 心の雑音